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ヘッドホン難聴対策について解説します

2023年1月30日

スマホや携帯音楽プレーヤーが普及したことで、ヘッドホンやイヤホンで毎日音楽を聴いているという人も増えていますが、実は、そういった人たちは、ヘッドホン難聴のリスクにさらされています。
ヘッドホンを使用することで発症する可能性が高いヘッドホン難聴には、どのような対策があるのかを解説します。

ヘッドホン難聴の対策

ヘッドホンやイヤホンは、ひと昔前は、音漏れを気にしてそれほど音量を上げない人も多かったのですが、近年は音漏れがしにくい製品も増えているため、音量を上げて聴く人が多くなってきています。

しかし、大音量であれば、それだけヘッドホン難聴のリスクが高まるので、あまり音は大きくしない、というのが対策の第一歩です。
ヘッドホンの最大音量は100db以上になるため、最大でも60%程度の音量に抑えましょう。

音楽を連続して聴き続けることも、ヘッドホン難聴のリスクを高めることに繋がるため、一定時間ごとに休憩を挟むようにしてください。
1時間聴いたら、5分程度の休憩を挟みましょう。

ノイズキャンセリング機能があるヘッドホンやイヤホンなら、音量を大きくしなくてもしっかりと聞こえるため、外出先で聴くことが多いという人は、なるべくノイズキャンセリング機能付きのものを使用することをおすすめします。

iPhoneに搭載されたヘッドホン難聴対策

iPhoneには、iOS13から難聴対策機能が搭載されています。
ヘッドホンの音量を測定、もしくは推定して、どのくらいの音量で聴いているのかを把握することができる機能です。

使用しているヘッドホン、イヤホンがEarPodsやAirPodsであれば、音量レベル測定機能が搭載されているため、実際の音量を測定することができます。
また、それ以外のヘッドホンなどの場合も、iPhoneの音量レベルから推定値を出し、ヘッドホン音量を推定することが可能です。

利用する場合は、まずは「設定」から「プライバシー」を選択して、「ヘルスケア」を開いてください。
そこに「ヘッドフォン音量」という項目があるので、その中の「測定レベル」スイッチをオンにしましょう。

また、使用しているヘッドホン、イヤホンがEarPods・AirPods以外であれば、その下にある「その他のヘッドフォンを含む」スイッチもオンにします。
そうすると、「ヘルスケア」アプリの「ブラウズ」を開いて「聴覚」を選択した際に、ヘッドホン音量の推移がグラフで表示されるようになり、問題がないか確認できます。

まとめ

ヘッドホン難聴は、どこにいても手軽に音楽を聴くことができる現代において、対策の重要性が高いものと言えます。
聴覚は、一度失われると回復する可能性はかなり低いため、対策をしっかりとして聴覚を守る必要があるのです。
iPhoneを使用している人は、組み込まれている難聴対策アプリを活用して、快適に使用できるようにするといいでしょう。

 

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