『唾液を増やす方法』
2024年2月16日
口内で分泌される唾液にはさまざまな機能がありますが、分泌量が少ないと、その機能は十分に発揮されません。
唾液を増やすには、どうしたらいいのでしょうか?唾液を増やす方法について、解説します。
普段の生活で気を付ける点
唾液を増やすためには、まず日常生活でいくつかの点に気をつける必要があります。
何に気を付ければ、唾液が増えるのでしょうか?唾液の分泌量を増やすためのポイントを解説します。
唾液の成分のほとんどは水分です。したがって、十分に水分を摂取しなければなりません。普段から、こまめに水分を摂取することを心掛けてください。ただし、水分といってもコーヒーや紅茶のようにカフェインが含まれているものは、利尿作用があるため体内にとどまりにくいです。麦茶や水などを摂取すれば、唾液の分泌を促せるでしょう。
食事の際によく噛むことも大切です。噛む動作を増やすと、唾液が分泌されやすくなります。目安としては、1口当たり30回ほど噛むようにしましょう。口を開ける回数が多いと、口内が乾燥してしまいます。口呼吸は口内が乾燥する原因となるため、無意識に口呼吸してしまう人は、意識して鼻呼吸に切り替えましょう。
趣味に費やす時間など、リラックスできる時間には唾液が多く分泌されます。趣味がない場合は、何か楽しくできることを探してみてください。自分がリラックスできるのはどのような時か、考えてみましょう。
唾液を増やすための工夫
唾液の分泌を増やしたい場合は、どのような工夫をすればいいのでしょうか?
まず、効果が出やすいのがマッサージです。舌の下と顎の下、耳の下に唾液腺があるので、マッサージして刺激することで唾液の分泌量を増やしましょう。舌の運動も、唾液を増やすために有効です。舌先を前歯の表側にあて、左回しに10回ほど動かしていくと、唾液が分泌されやすくなります。
また、服用している薬がある場合には、薬の種類も見直してください。薬の中には唾液の分泌を抑制するものがあります。ドライマウスになっている場合には、別の薬に切り替えられないか、かかりつけの医師に相談しましょう。
まとめ
唾液には、病気に対する防御機能や虫歯の防止などさまざまな機能がありますが、分泌量が少ないと十分に機能しません。十分に機能するには、十分な量の唾液が必要です。普段の生活で気を付けていれば、唾液の分泌量を増やせます。唾液の分泌量が増えることによって、口内の乾燥を防げます。より増やしたい場合には、マッサージや舌回しなどに取り組みましょう。口腔内の乾燥でお悩みの方は、是非、当院にご相談下さい。
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