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『声帯ポリープが悪化するとどうなる?生活習慣の見直しが大事』

2023年12月15日

のどを酷使すると、声帯ポリープができてしまうことがあります。

声帯ポリープができると、声を出しにくくなったり声がしゃがれてしまったりするのですが、悪化するとどうなるのでしょうか?また、声帯ポリープは生活習慣の見直しが重要となります。

今回は、その点を解説していきたいと思います。

声帯ポリープが悪化したらどうなる?

声帯ポリープについて、多くの人が心配するのが「悪化してがんになるのではないか?」という点です。がんはポリープの一種ですが、声帯ポリープは悪化しても喉頭がんになることはありません。

 

ただし、悪化してポリープが大きくなってくると、食べ物を飲み込むのにも支障が出て、食欲を落とすことがあります。また、大きくなりすぎると呼吸困難の原因になることもあるのです。

 

ポリープになる前の血腫の状態であれば、吸収されて自然と治ることもあります。悪化するほど完治までにかかる時間が長くなるため、できるだけ早い段階で治療しましょう。

生活習慣を見直そう

のどの酷使以外に、生活習慣が原因でポリープになるケースがあります。

 

ポリープを引き起こす生活習慣が、喫煙です。喫煙を続けると、のどの粘膜を傷つけてしまいます。なぜなら、タバコに含まれるニコチンやタールという成分が、のどに刺激を与えて炎症を引き起こすからです。のどに痛みがあっても喫煙を続けるのは、大声を出してのどを酷使しているのと変わりません。続けていると血腫ができ、やがてポリープへと悪化します。

 

また、喫煙によってポリープ様声帯になってしまうこともあります。ポリープ様声帯は、声帯が全体的にむくんでしまう状態であり、声がしゃがれて発声しづらくなります。それだけでなく、呼吸しづらくなることもあるのです。

 

ちなみに、飲酒は声帯ポリープの直接的な原因にはなりません。しかし、飲酒によって感覚が鈍ると、通常より声が大きくなることがあります。大声を出してのどに負担がかかることで、声帯ポリープになるという因果関係があります。

まとめ

声帯ポリープは、声帯にポリープというこぶができる病気です。

ポリープができると声が掠れやすくなり、のどに違和感が生じるようになります。たとえ悪化してもがんになることはありませんが、ポリープによってのどが狭くなり、呼吸しづらくなることもあるでしょう。

また、食べ物を飲み込みにくくなります。唾液を飲み込むときも痛みを感じるようになるため、できるだけ早い段階で治療を受けることをおすすめします。

 

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