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『声帯ポリープの主な症状とできやすい人の特徴』

2023年12月8日

のどにある、声を出すための器官である声帯には、ポリープというこぶができてしまうことがあります。

声帯ポリープの主な症状とはどのようなものなのでしょうか?

また、どのような人にできやすいのでしょうか?

声帯ポリープの主な症状

大きな声を出すなど声帯を酷使してダメージを与えることで、声帯に炎症が起こり、内出血による血腫が悪化してポリープとなる病気が、声帯ポリープです。通常、ポリープができるのは左右の声帯のうち一方だけですが、できた時はどのような症状が起こるのでしょうか?

 

最初のうちは、のどの奥に違和感を覚えます。何か詰まっているように感じたり、イガイガとした感覚を覚えたりするため、風邪の初期症状であると錯覚する人もいるでしょう。のどの違和感を取り除くためにうがいをしたり、加湿などの対策を講じても、なかなか改善されません。やがては声が掠れてしまい、普段通りに話すことができなくなります。

 

また、空気が漏れるような声が出たり、話している途中で声が出なくなったりすることもあります。のどに炎症が起こっていると、唾液を飲み込むときに痛みがあるかもしれません。声帯ポリープは、通常であれば片側にだけできますが、放置していると反対側の声帯にも何らかの症状が出る可能性があります。

 

のどに違和感がある場合は、なるべく早く耳鼻咽喉科で診察を受けましょう。

声帯ポリープはどんな人にできやすい?

声帯ポリープになりやすい人というのは、主な原因に当てはまる人です。

例えば、大きな声を出すなどしてのどを酷使することが多い人はなりやすいため、大きな声を出すことが多い仕事をしている場合は、声帯ポリープになりやすいでしょう。

 

発声法が悪い場合は声帯ポリープの発症リスクが高まります。歌手や俳優、声優、芸人などの場合、仕事柄のどを酷使するため発症リスクは高いといえます。しかし、発声法を学んでいれば軽減されるでしょう。教師、あるいは講師なども、声を張り上げて話すことの多い仕事です。毎日声を出す必要があるため、のどに違和感や痛みがあっても酷使をやめられないケースも多いでしょう。

 

他にも、政治家のように演説をする人やナレーター、カラオケによく行く人やスポーツで声を張り上げる人なども、声帯ポリープになることが多い傾向にあります。該当する場合は、日ごろからのどのケアを欠かさないように注意しましょう。

まとめ

声帯ポリープは、大声を出す人がなりやすい病気です。そのため、歌手や俳優、声優、政治家など、職業柄大声を出す機会の多い人がなりやすい傾向にあります。ほかにも、教師やカラオケが趣味の人、頻繁にスポーツ観戦に行って大声で応援する人などがなりやすいタイプです。また、喫煙習慣があるとのどにダメージを与えやすいため、注意しましょう。飲酒の習慣がある場合、お酒を飲むと無意識に声が大きくなりやすく、声帯ポリープの間接的な原因となることがあります。

 

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