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『耳鳴りについて』

2023年10月22日

気圧の変化やトンネルに入った時、音がないところに入った時などに、耳鳴りを経験したことがある人は多いのではないでしょうか。耳鳴りの症状はどのようなものなのか、詳細を解説します。

耳鳴りとは?

特に何も音がなっていないはずなのに、何か音が鳴っているように感じることはありませんか?

空耳の場合もありますが、耳鳴りの可能性もあります。

 

耳鳴りは、特定の音が聞こえるわけではありません。

ジージーという音が聞こえることもあれば、キーンという高音やシャーと水が流れるような音が聞こえることもあります。

 

耳鳴りは、片耳から聞こえることもあれば、両耳から聞こえることもあります。

また、耳鳴りに伴う症状として、めまいや難聴、全身の不快感、頭痛、動悸、肩こりなどが挙げられます。

 

耳鳴りは加齢によって起こることが多く、特に60代から70代にかけて発症しやすいといわれています。

しかし、80代になると割合はむしろ減少するのです。

 

耳鳴りを自覚していてもあまり気にせず、受診しない人もいます。

日本人のうち、耳鳴りに悩まされている人は1,200万人以上にも及ぶと推測されています。

耳鳴りの原因は?

耳鳴りの症状によって、原因は異なります。

耳鳴りがあるのが片耳だけの場合、原因としては突発性難聴や聴神経腫瘍、メニエール病などが考えられます。

耳が遠くなったり、めまいがしたりすると、原因を絞り込めるかもしれません。

 

両耳で耳鳴りがする原因としては、騒音性難聴や老人性難聴などが考えられます。

耳が遠くなり、普段から音が聞き取りにくくなってしまっていることでしょう。

特にまだ若い人で難聴がないのに耳鳴りを自覚する場合、心身症など自律神経の不調が原因となっていることもあります。

 

ザーという砂嵐やノイズのような低音の耳鳴りがする場合は、耳が遠くなるだけではなく自分の声も遠くから聞こえるように感じます。原因が耳垢栓塞、耳管狭窄などのこともあります。

 

金属音のようにキーンという耳鳴りがするのは、片耳だけ耳鳴りがする原因と同様に、メニエール病や突発性難聴、ストレスなどが挙げられます。全身に不快感が出たり、めまいがしたりすることもあるので注意が必要です。

まとめ

耳鳴りは、何も音が鳴っていないのに何か音が鳴っているように聞こえる症状をいいます。

音の種類や聞こえ方はさまざまで、片耳だけ聞こえることもあれば両耳から聞こえることもあります。

また、耳鳴りだけではなく全身の不快感やめまい、難聴など、他の症状が出てくることもあります。

耳鳴りの種類によって、考えられる原因と起こりうる諸症状は異なります。

まずは聴力検査を受けた上で原因をはっきりとさせ、適切な治療を受けましょう。

 

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