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『口の中以外に味覚障害の原因があるケース』

2023年10月5日

味を感じにくくなったり、全く感じなくなったりする味覚障害の原因はさまざまです。

味覚障害の原因が口内にあるケースは少なくありませんが、口の中以外に原因がある可能性も考えられます。

口の中以外で味覚障害の原因になるのはどんなケースでしょうか?

主な原因について、解説します。

主な味覚障害の原因

味覚が正常に機能しなくなる味覚障害の症状は、さまざまです。

味を感じる力が鈍くなることもあれば、全く味を感じなくなることもあります。

味覚障害の原因には、どんなものがあるのでしょうか?

 

まず考えられる原因が、嗅覚の異常です。

風邪などで鼻が詰まった時に、味を感じにくくなった経験がある人も多いでしょう。

鼻が詰まっていると、味覚が鈍くなることがあるのです。

 

味覚障害になったと思って診察を受けたら、花粉症や風邪で味覚が鈍ってしまっていたというケースは少なくありません。まずは、体調不良がないか確認しましょう。

 

また、薬の副作用も味覚障害の原因に多いケースです。

高血圧やパーキンソン病、糖尿病、不整脈、抗癌剤などさまざまな薬が味覚障害の副作用を起こします。

 

味覚障害の中でも特に多い原因が、亜鉛不足です。

食生活が偏り亜鉛を十分に摂取していないと、味覚障害になってしまうのです。

亜鉛以外に、ビタミンB2が原因となることもあります。

放置できない原因

味覚障害の原因の中には、放置できないものもあります。

例えば、脳の異常によって引き起こされるものがその一つです。

舌にある味覚と鼻の嗅覚によって味を感じますが、脳で処理しているため、脳に異常があると味を感じにくくなってしまいます。

 

脳に異常があって味を感じなくなる場合は、言語障害や手足のしびれ、視野狭窄などさまざまな症状を併発することもあります。脳の異常は、放置せずにきちんと検査を受けましょう。

 

また、精神的ストレスによって味覚障害になることも少なくありません。

強いストレスを感じたりや気分が落ち込んでしまうことが長く続くと、味がわからなくなることもあるので注意が必要です。

まとめ

味覚障害は口内で起こるものなのですが、口内のトラブルだけが原因ではありません。

味覚障害の原因は口内以外にもさまざまなものがあります。

特に多いのが食生活の偏りによる亜鉛不足です。

薬の副作用によって味覚障害になるケースも見られます。

また、精神的ストレスによって味覚障害になることも少なくありません。

当院では血液検査で亜鉛をチェックして、低下があれば亜鉛を内服で補充しつつ、亜鉛が多く含まれる食事指導を行なっています。味覚障害でお悩みの方は、是非、ご相談下さい。

 

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