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『口の中に味覚障害の原因があるケース』

2023年9月30日

味を感じにくくなる味覚障害は、近年流行した新型コロナウイルスで特に注目されるようになりました。

味覚障害を引き起こすのは新型コロナウイルスだけではありません。

実は、口内が原因となるケースもあります。口内で味覚障害の原因となるのは、どのような場合でしょうか?

味覚障害の原因について、解説します。

歯周病が味覚障害の原因になる

原因として近年、新型コロナウイルスによる味覚障害が有名になりました。

また、風邪をひいて鼻が詰まってしまった時も、味を感じにくくなることでしょう。

 

他にも、口内の状態が味覚障害の原因になることもあります。

例えば、歯周病は味覚障害の原因の一つです。

歯周病は、日本人の成人の8割がかかった経験のある病気といわれています。

 

歯周病は、歯茎が炎症を起こして歯周組織にまで広がり、歯茎が腫れる病気です。

進行していくと歯が抜けやすくなるなどの症状が出ますが、歯茎が腫れた時点で、一部の人は味がおかしいと感じます。

 

味覚障害の中でも多いのが、塩味がするというケースです。

人によっては、苦みや甘みを感じることもあるでしょう。

味覚障害に当てはまる症状が出るのですが、歯周病の治療を終えても改善されなければ原因は別にあると考えられます。

その他の口内の原因

歯周病以外に原因となることがある口内の異常として、舌の異常が挙げられます。

たとえば、舌にカンジダ症という病気が発症すると、白いものが口の中についてしまい味を感じにくくなるのです。

 

また、舌に付着している汚れ、舌苔も原因の1つです。

疲れなどで免疫力が低下している方、口の中の衛生状態が良くない方は、舌苔が付きやすくなって味覚が鈍りやすいので、注意してください。

 

唾液が減少して口の中が乾きやすくなることをドライマウスといいますが、味覚が鈍くなることがあります。

唾液は口内の殺菌や食べ物の消化などを助ける働きを持ちますが、特に食べ物の中の成分を溶かすことで味を感じやすくする働きがあるのです。ドライマウスになると、口臭が悪化する原因になることもあります。

 まとめ

味覚障害の原因が、口内にあるケースもあります。

例えば、歯周病は歯茎の炎症などが起こる病気ですが、それだけでなく、味覚障害が起こることもあるのです。

また、舌がカンジダ症になったり、舌苔がついていたりすることで、味覚が鈍くなることもあるでしょう。

唾液は味覚と深い関りがあり、唾液が減少すると味も感じにくくなるため、注意が必要です。

 

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