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『鼻いびきと喉いびきの違いについて』

2023年9月3日

寝ている間にいびきをかいている人は少なくありません。

また、普段はかかなくても、たまにかくことがある人もいるでしょう。

いびきの原因は、鼻と喉(のど)の2つがあります。

鼻いびきと喉いびきには、どのような違いがあるのでしょうか?

主な違いについて、解説します。

 

鼻いびきとは?

呼吸をする際、鼻または口を空気が通っていきますが、寝ている間に空気が通る道が狭くなってしまうことがあります。筒の中のように細いところを風が通り抜けると音が鳴るようにいびきをかくのです。

 

鼻が原因でいびきをかくのが「鼻いびき」です。

主に鼻がつまった時に起こるため、風邪をひいた時やアレルギー性鼻炎の人などは起こる可能性が高くなります。

 

鼻呼吸がスムーズにできなければ、鼻いびきになる可能性があります。起きている時に鼻息がうるさくなることもあり、周囲の人にうるさいと思われることもあるでしょう。自分では普通にしているつもりでも、鼻息が目立つ場合には、鼻の中が狭くなっているのかもしれません。

 

喉いびきとは?

喉の空気の通り道が狭くなることで起こるいびきを、「喉いびき」といいます。

喉いびきは寝ている時に舌が気道へと落ちていくことによって起こる可能性があります。また扁桃腺が腫れている時や病気によって喉に炎症が起こっている時もいびきをかいてしまうかもしれません。

 

喉いびきは、鼻いびきよりも注意しなくてはいけない状態です。喉いびきを放置していると、寝ている間に何度も呼吸が止まってしまい、睡眠時無呼吸症候群になる可能性があるのです。

 

喉いびきの原因で多いのは、舌が気道を塞いでしまうケースです。舌が落ちる原因として、肥満や骨格の問題、筋肉の衰えなどが挙げられます。舌が落ちると、口呼吸になることも多いのです。就寝中は基本的に鼻呼吸ですが、鼻がつまっている場合などは口呼吸になることもあります。口を開いたまま寝ていると、口内が乾燥しやすくなります。乾燥によって喉が炎症を起こしてしまい、腫れて気道が狭くなることがあるのです。起きている時は鼻で呼吸をしていても、寝ている時は無意識に口呼吸になっているかもしれません。また口を閉じた状態で喉いびきをかいている場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高くなります。

 

まとめ

いびきは、喉に原因があるものと鼻が原因になるものとがあります。

鼻と喉の通り道が狭くなっているせいでいびきをかいてしまうのです。

鼻いびきは、風邪やアレルギー性鼻炎が原因でなることが多く、喉いびきは舌が落ちて気道を塞ぐことで起こることが多いのですが、特に原因が喉にある場合は注意が必要です。

喉いびきは睡眠時無呼吸症候群になる可能性が高くなり、放置しておくと重症化するかもしれません。

 

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