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『睡眠時無呼吸症候群について』

2023年8月25日

寝ている間に、いびきをかいている人は少なくありません。しかし、いびきをかく人の中には、途中で呼吸が止まっている人もいます。

睡眠中に呼吸が止まる症状を、睡眠時無呼吸症候群といいますが、具体的にはどのような症状があるのでしょうか?

具体的な症状と、検査方法について解説します。

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠中、無意識に息が止まってしまう人がいます。

数秒から長ければ数十秒間呼吸が止まってしまい、また呼吸を再開します。

 

苦しくなったら呼吸を再開するので、直接命にかかわることはありません。しかし、呼吸が止まっている間は苦しく、眠りも浅くなります。

そのため、何度も目を覚ましたり、トイレに起きたりすることが増え、睡眠不足になってしまいます。

よく眠れないため、起床時には頭痛や倦怠感があり、日中に強烈な眠気に襲われることもあるのです。

 

睡眠中に呼吸が止まっていても気が付かないことが多いため、自覚がないまま仕事や運転中に注意力が低下し、居眠りなどが起こりやすくなります。

 

また、睡眠中に無呼吸になることで引き起こされるのは、睡眠不足だけではありません。

高血圧や心血管障害、糖尿病、心不全、夜間心臓突然死、認知障害などの病気の原因にもなります。これらの病気は一見すると睡眠とは無関係ですが、実は睡眠時無呼吸症候群が原因となることがあるのです。健常な人と比べると、1.5倍から3倍ほどリスクが高くなるといわれています。

 

睡眠時無呼吸症候群は、SASと略されることもあります。特徴と言えるのはいびきだけで、一人で寝ている場合はまず気が付くことはありません。しかし、放置すると病気や事故などにつながるので、心当たりがある場合には検査を受けましょう。

睡眠時無呼吸症候群の検査方法

睡眠時無呼吸症候群かどうかを判断する方法には、診断と検査があります。

基本的な診断方法にはEpworth Sleepness Scale(ESS)という問診表があり、24点中11点以上になれば、日中の眠気が強い状態だと判断されます。

 

検査では、一泊入院して脳波や睡眠中の呼吸の様子をモニターします。

呼吸が止まったり低下したりした回数が1時間のうちに5回を超えると、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

 

検査を受けたくても、入院は難しいという方もいらっしゃるでしょう。

江上耳鼻咽喉科では、自宅で検査ができるように、医療機器メーカーと提携した検査装置自宅配送サービスも行っているので、入院しなくても検査することが可能です。

まとめ

睡眠中に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群は、日中のパフォーマンスを著しく低下させる原因になることがあります。

また、さまざまな病気の原因にもなるため、健康を損なう恐れもあるのです。

睡眠時無呼吸症候群かどうかは、診断と検査を受けなければわかりません。

検査は病院に一泊入院して行うのが一般的ですが、入院が難しい場合、江上耳鼻咽喉科では検査装置自宅配送サービスを行っているので、自宅で検査を受けてみませんか。

【添付ファイル】ESS問診表(.pdf)

 

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