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『補聴器外来について』

2023年7月24日

耳が聞こえにくくなると、他の人の話が聞き取れず会話に入っていけない、自分の名前が呼ばれていても気づかないことがあるなど、日常生活で不便に感じることがあります。補聴器は特に医師の診断を受けなくても購入することができます。

しかし、補聴器を初めて着けた時の第一印象が悪く、購入しなかった、購入したけど満足できず、使わなくなってしまったというお話をよく耳にします。補聴器の効果を十分に発揮するためには、補聴器外来を受診することをおすすめします。

補聴器外来とは?

「耳が聞こえないなら、補聴器を買えばいい」と考えるかもしれませんが、まずは耳が聞こえなくなっている原因を明らかにしましょう。多くの場合は加齢による聴力の低下が原因ですが、他の耳や脳の病気が潜んでいる可能性もあります。

 

補聴器外来では医師が問診を行い、聞こえにくいことの不便さを聞き取ります。鼓膜を観察し、いくつかの聴力検査を行い、難聴の原因を特定し、検査結果をもとに補聴器が必要かどうかを補聴器専門医が判断します。

補聴器が必要と判断された場合は?

医師の診断を受けて、補聴器が必要であると判断された場合にはどうしたらいいのでしょうか?

直接お店に補聴器を買いに行ってもいいのですが、せっかくなら診断結果に基づいた補聴器を購入すべきです。

 

診断結果にもとづいて補聴器外来と認定補聴器技能者を紹介し、試用する補聴器を用意して調整を行います。調整した補聴器を2~4週間ほど貸出して、効果を確認して再受診します。

 

問題点があれば再調整のうえ再び使用します。場合によっては異なる機種を試すことも可能です。補聴器外来であれば、調整を繰り返して、ご自身の聞こえにあった補聴器を作成することができます。

 

補聴器は、補聴器外来で診断を受けなくても買うことができ、通販でも入手できます。しかし、通販で買った補聴器が、調整もせずに不満なく使用できるケースは、ごく稀です。

 

補聴器は安価とはいえないため、できるだけ長く使い続けたいものです。そのためには、自分に合ったものを選び、適宜調整する必要があります。量販店で安く買ったものの、調子が悪くて使わないまま放置している、という状態にならないようにしましょう。

まとめ

耳が聞こえにくくなってきた時、補聴器の購入を検討する人もいるでしょう。しかし、まずは補聴器外来を受診して、聞こえにくくなっている原因を明らかにする必要があります。また、補聴器は使用する人に合わせて調整する必要があるため、繰り返し補聴器外来に通わなければいけません。補聴器を長く快適に使用できるように、補聴器外来を受診しましょう。


 

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