『中枢性めまいとは?』
2023年7月17日
目の前がぐるぐる回ることもあるめまいは、頻繁に起こる人もいて悩みの種となっています。
めまいにはいくつかの種類がありますが、中でも特に注意したいのが中枢性めまいです。
中枢性めまいは、何が原因で起こるのでしょうか?
また、放置しているとどうなるのでしょうか?
中枢性めまいとは?
めまいが起こる原因には、大きく分けて2つあります。
1つは耳で、難聴などが伴うこともあります。
もう1つが脳で、脳が原因のめまいを中枢性めまいと呼びます。
中枢性めまいは、浮動感を症状として訴えるケースがよく見られます。
一方、耳が原因の末梢性めまいの場合、回転して見えることが多いのですが、一概には言えないため、めまいの種類で見分けるのは難しいでしょう。
また、中枢性めまいの場合は頭痛を訴えるケースも多くみられます。
なぜならば、原因が脳梗塞やてんかん、脳出血等の脳疾患だからです。
めまい以外にも、意識障害や嚥下障害、飲み込みにくい、ろれつが回らないといった症状が伴うこともよくあります。
末梢性めまいの場合、主な症状がめまいなのですが、中枢性めまいの場合は、めまいが初期症状であり、後からさらに重篤な症状が出ることが多いのです。
中枢性めまいが起こっている場合には、救急車を呼んだ方がいいかもしれません。
中枢性めまいを放置していると?
中枢性めまいの原因は、脳疾患です。
放置した場合、後から重篤な症状が出てくるでしょう。
重篤な症状としてどのようなものが考えられるのかを解説します。
まず、脳梗塞や脳出血の場合、処置が遅れると命に関わることがあります。
迅速に処置しても、後遺症が残るケースも珍しくありません。
脳梗塞や脳出血は、処置するまでの時間が勝負といえます。
また、てんかんの場合、命に関わる重篤な状態が起こることはそれほど多くありません。
しかし、めまいが起こった後はてんかんの症状が起こりやすく、てんかんが起こった時に適切に対処しなければ、舌を噛んだり窒息したりすることもあります。
以上のとおり、中枢性めまいは、放置しておいていい病気ではありません。
中枢性めまいが起こった時は、病院できちんと検査を受けて原因を特定し、適切な処置をする必要があるのです。
まとめ
めまいの種類の1つである中枢性めまいは、脳が原因で起こります。
めまいは初期症状であり、実際には脳梗塞や脳出血、てんかんなどが起こっているのです。
中枢性めまいが起きたにも関わらず放置していると、後に重篤な症状が発生し、治療をしても障害が残ったり、命に関わる事態になることがあります。
中枢性めまいが起こった時には速やかに病院で検査を受けて原因を特定し、適切な処置を受けるようにしましょう。
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