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スギ花粉症の特徴

2023年4月27日

花粉症と一口に言っても、原因となる花粉によって症状などに違いがあります。

症状の特徴を知ることで、自分の花粉症の原因が何かを推測できるでしょう。

花粉症の原因として多いスギ花粉症の場合は、どのような特徴があるのでしょうか?

スギ花粉症の特徴について、解説します。

スギ花粉症の特徴

スギ花粉症は、ヒノキ科スギ属のスギの花粉によって生じる花粉症です。

北海道の南部から九州全域まで、ほぼ全国に分布しています。

天然木としては、秋田の秋田杉や鹿児島県屋久島の屋久杉、奈良県の春日杉などが有名です。

 

日本では、1950年代の高度経済成長期において木材の需要が増えたため、成長が早い

スギを大量に植えて人工林を造林していました。

しかし、40~50年が経過して利用できる時期を迎えた頃には、木材需要が減少していたのです。

 

また、土砂崩れなどの防止には山肌に森林があると効果的と言われるのですが、スギは保水力が弱くかえって地盤を緩くしてしまうため、むしろ土砂崩れの危険性が高くなると言われています。

 

日本にはスギが多く、花粉は風によって運ばれる風媒花なので、春先にはかなり大量の花粉が飛散します。

特に、前年の夏が暑いと、花粉の量も増えると言われているのです。

 

花粉の具体的な飛散時期は、地域によって若干の違いがありますが、基本的には2月から4月にかけて飛散し、特に3月がピークとなっています。北に行くほど、飛散する時期は遅くなります。

主な症状と対策

スギ花粉症は、主にくしゃみや鼻づまりなどの症状が表れます。

また、目にかゆみが生じ、頭ッーッーとするといった症状も見られます。

頭痛や喉・鼻のかゆみ、倦怠感、不眠といった症状が現れることもあります。

 

スギ花粉症になった場合には、まずは医療機関で診察を受けて、普段から花粉を避けることを心がけましょう。

外出する際は、マスクやサングラスなどを装着してください。

 

外から室内に花粉を持ち込まないように、外出後はコートなどを外で払ってから室内に入るようにしましょう。

洗濯物もなるべく外に干さないようにして、外に干した場合には掃除機で花粉を吸い取ってください。

 

スギ花粉は、治療に時間がかかる慢性疾患です。

他の花粉にもアレルギー反応を示すようになると、花粉症が発症する時期がどんどん増えていきます。

対策をしっかりと行い、悪化を防止しましょう。

まとめ

日本には多くのスギが植えられているため、スギ花粉症になる人は非常に多いのが特徴です。

毎年大量の花粉が飛び、多くの人が症状に苦しんでいます。

花粉症の一般的な症状がほとんど当てはまるスギ花粉症は、春先に花粉が飛散するため、外出するときはマスクやサングラスなどが欠かせません。放置すると悪化してしまうため、症状が出た時には医療機関を受診してください。

 

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