正しい耳掃除の方法について
2023年2月25日
耳掃除を定期的にする人は多いのですが、そのほとんどは正しい耳掃除の仕方を知らずに行っています。
耳掃除を正しく行わなければ、かえって耳の病気になることもあるのです。
耳掃除は、正しいやり方を知って丁寧に行いましょう。
正しい耳掃除の方法とは何か、やり方について解説します。
正しい耳掃除の方法とは?
皆さんは、耳掃除の際には何を使っているでしょうか?
耳かきを使っているという人もいれば、綿棒を使っている人もいるでしょう。
また、週に1回くらいのペースで行う人もいれば、毎日行う人もいると思います。
実は、耳かきはあまり耳掃除に向いていません。
耳かきは固いものが多いため、耳の中を傷つけてしまうことが多いのです。
そのため、使用するのは綿棒の方がおすすめです。
耳かきのペースですが、こちらは週に1回でも多すぎます。
正しい耳掃除のペースは、多くても月1回のペースです。
そして、あまり奥まで入れてはいけません。
綿棒は膨らんでいるところが耳に入る程度、つまり、掃除をしてもいいのは1㎝まで(目安として、産毛が生えているところくらいまで)と覚えておきましょう。
それ以上奥に入れると耳垢を奥に押し込み、かえって取れにくくしてしまいます。
そして、耳垢を掻き出そうとするのではなく、耳の入り口部分をぬぐうようにして掃除します。
奥のほうが気になる場合は、耳鼻科を受診して取ってもらいましょう。
子どもの耳掃除をする場合、もし嫌がるようなら無理に行わないようにしましょう。
無理に行うと、動いたときに鼓膜や外耳を傷つけてしまう可能性があります。
まずは綿棒で軽く触れるなど、少しずつ慣らしていくようにしてください。
間違った耳掃除をすると
そもそも、耳垢というのは自浄作用によって、自動的に耳の外に出ていくようになっています。
そのため、極論を言えば、耳掃除は特にしなくてもいいのです。
しかし、中にはなかなか耳垢が出てこない人もいます。
特に湿った耳垢は出てきづらいのですが、あまり溜まり過ぎると耳垢栓塞という、耳垢で耳が塞がれて難聴や耳鳴り、耳閉感などの症状が出ることがあります。
この場合は、耳鼻科で耳垢を除去してもらいましょう。
耳かきや爪で耳の中に傷がつくと、外耳炎という炎症が起こります。
外耳炎は痛みやかゆみ、耳垂れなどの症状が起こります。
また、耳かきをし過ぎると、耳の中の皮膚が荒れてしまい湿疹が生じる、外耳道湿疹が起こることがあります。
かゆみが強く、分泌液が出て耳の中が湿り、不快になるかもしれません。
まとめ
耳掃除は日常的に行っているほうがきれいになると思っている人も多いのですが、あまり頻繁に行うと、かえって耳の中が荒れてしまい悪影響を与えます。
耳の中が荒れてかゆみを感じた結果、また耳掃除をする…という悪循環に陥るのです。
耳垢は自動的に排出されるようになっているため、基本的に耳掃除をする必要はそれほどありません。
耳掃除をする場合には、多くても月1回のペースを守るようにしましょう。
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