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『鼻茸によって起こる悪影響』

2024年4月19日

慢性副鼻腔炎になると、全体の10~20%の人に鼻茸という鼻ポリープができます。鼻茸の除去には手術が必要ですが、中には放置する人もいます。しかし、日常生活に悪影響を及ぼす可能性があるため、放置は禁物です。鼻茸を放置することで起こる悪影響について解説します。

鼻茸による鼻詰まりの悪影響

鼻茸ができると、鼻の中にある空気の通り道が塞がってしまい、呼吸しづらくなります。鼻詰まりによって、どのような悪影響があるのでしょうか?

 

悪影響としてまず挙げられるのが、睡眠不足です。

慢性副鼻腔炎で鼻が常に詰まっている状態になると、なかなか眠りにつけなくなります。息苦しいため、眠気があってもすんなり眠ることができなくなるのです。また、眠った後も息苦しさから、短い睡眠時間で目覚めてしまうこともあります。原因は慢性副鼻腔炎によってできた鼻茸ですが、症状自体は睡眠障害と呼ばれるものの症状と同じです。鼻茸によって呼吸に支障をきたしていることが睡眠不足の原因になっている場合には、鼻茸を除去すれば治るかもしれません。

 

鼻詰まりは、日中の集中力を低下させることもあります。鼻が詰まった状態が続いていると、イライラしてしまうことや、疲れやすくなってしまうこともあるのです。また、鼻呼吸ができず口呼吸になりやすくなります。口内が乾燥して口臭の原因になるだけでなく、虫歯や歯周病を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

鼻茸による匂いへの悪影響

鼻茸ができて鼻が詰まっていると、匂いもわからなくなってしまいます。匂いがわからなくなることにより、日常生活にはどのような悪影響が生じるのでしょうか?

 

匂いがわからないと、食事に悪影響があります。食品が腐っていても気づきにくくなり、調理中に焦げた場合もわかりにくいでしょう。また、味覚は匂いの影響を大きく受けるため、何を食べても味がわからず美味しいと感じなくなってしまいます。料理を作る時も、味付けに悩むでしょう。

 

匂いの感知能力は、危機の察知にも大きく影響します。ガス漏れが起こっている時や火災が起こった時などは、匂いで気が付くことも多いので、匂いがわからないと危険を察知することができなくなってしまいます。

まとめ

副鼻腔炎が慢性化すると、鼻の中に鼻茸ができてしまうことがあります。鼻茸ができると鼻詰まりが起こりやすくなるため、放置しているとさまざまな悪影響が起こるのです。鼻が詰まっていると睡眠障害が起こり、日中の集中力も低下します。また、口臭が強くなったり、虫歯や歯周病にかかりやすくなったりする恐れがあります。匂いがわからなくなるため、食事もおいしく感じなくなってしまうでしょう。ガス漏れなどの異常事態に気が付かなくなるため、危険に対する察知能力も低下します。

上記の症状でお悩みの方は、是非、当院にご相談下さい。

 

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