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『慢性副鼻腔炎にみられる主な症状について』

2024年4月5日

鼻の周辺には、副鼻腔という空洞があります。

副鼻腔に炎症が起こった状態を副鼻腔炎といいますが、中には慢性的に炎症が起こる慢性副鼻腔炎になる人もいます。蓄膿症とも呼ばれますが、具体的にはどのような症状が現れるのでしょうか?

慢性副鼻腔炎の症状について解説します。

鼻に起こる症状

慢性副鼻腔炎とは、鼻の周囲に複数ある副鼻腔という空洞で炎症が3カ月以上続いている状態をいいます。蓄膿症という病名を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、蓄膿症は慢性副鼻腔炎のことです。

 

慢性副鼻腔炎になる原因の多くは、ウイルスや細菌への感染です。

風邪をひいたり、インフルエンザに感染したりすることでウイルスが鼻の中を通って副鼻腔に入り込み、粘膜が腫れてしまいます。腫れた粘膜が鼻腔へとつながる穴を塞いでしまうと、副鼻腔内では鼻水や膿が溜まります。これによりウイルスも増殖し、炎症が起こるのです。なお、粘膜の一部が腫れた状態は、鼻茸と呼ばれています。

 

慢性副鼻腔炎は、ウイルスや細菌以外が原因となってかかることもあります。

原因の一つがアレルギーです。スギなどの花粉やハウスダストによるアレルギー反応で、鼻腔内に炎症が起こります。この炎症が副鼻腔に達することにより、慢性副鼻腔炎になってしまうのです。

 

慢性副鼻腔炎の主な症状は、鼻詰まりや鼻水です。鼻水は白っぽいものや透明なもので、粘り気が強いものが出てきます。風邪の時に出る鼻水とは、若干の違いがあるのです。また、鼻水が口内に流れ込み、喉に入って痰が絡んでしまう、後鼻漏という症状が出ることもあります。後鼻漏になると、咳や痰が出やすくなります。

鼻以外に起こる症状

慢性副鼻腔炎は鼻に関係する病気ですが、症状は鼻以外にも出ることがあります。

特に、副鼻腔が近い目や歯、頬の近くに症状が現れやすいです。

具体的には、どのような症状が起こるのでしょうか?

 

まず挙げられるのが、目に起こる症状です。副鼻腔炎になると、目の奥に痛みを感じるケースがあります。目が疲れているときに痛む人もいますが、慢性副鼻腔炎が重症化したときは、目の疲れによる痛みとは異なる痛みが生じるのです。

 

また、頭痛や歯痛を訴える人もいます。歯痛の場合、頬の奥、奥歯の上にも副鼻腔があることが、歯の痛みを感じる原因です。しかし、副鼻腔炎だとは思わず、虫歯など別の病気と誤解するケースがよくあります。

まとめ

副鼻腔炎は、風邪やインフルエンザのウイルス、アレルギーなどにより副鼻腔が炎症を起こし、粘膜が腫れることが原因で発症します。腫れた粘膜が副鼻腔の穴をふさぎ、中でウイルスなどが増殖して炎症を起こすこと発症します。特に、3カ月以上炎症が続いている場合は、慢性副鼻腔炎や蓄膿症と呼ばれます。慢性副鼻腔炎の症状は、基本的に鼻の周囲で起こります。

ただし、中には目や頭の痛みなどの症状が起こることもあるため、別の病気と間違えないようにするためにも、病院やクリニックなどの医療機関で診察を受けましょう。

口腔内の乾燥でお悩みの方は、是非、当院にご相談下さい。

 

 

 

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