『鼻咽喉ファイバースコープとは??』
2025年12月22日
耳鼻咽喉科で使用する検査機器の一つが、鼻咽喉ファイバースコープです。
鼻咽喉ファイバースコープは内視鏡の一種ですが、胃腸の検査などに用いるものと比べてかなり細いのが特徴です。鼻咽喉ファイバースコープがどのような治療に使用されるのか、解説します。
鼻咽喉ファイバースコープとは?
鼻咽喉ファイバースコープという検査機器は、鼻から挿入して鼻やのどの奥を観察する細い内視鏡です。
鼻血の出血点の確認や鼻やのどの病気の診断や、診断後の経過観察などに用いられます。口から挿入する喉頭ファイバースコープと比べたとき、鼻咽喉ファイバースコープの方が体にかかる負担が少ないことが大きな特徴です。
鼻に用いた場合は、鼻血の出血部位の特定や副鼻腔炎による鼻茸の検査に使用します。また、鼻中隔彎曲の程度、鼻腔や上咽頭の腫瘍などの検査ができます。
のどを調べる場合は、声帯ポリープや扁桃炎、上咽頭炎、喉頭炎、喉頭腫瘍、咽頭がんの初期症状などの検査が可能です。嚥下機能を観察するためにも使用されることがあります。また、鉗子付きスコープを使用することで、喉に刺さった魚の骨などの異物を取り除くこともできます。
フレキシブルなスコープを挿入するため、技術が必要にはなりますが、鼻の穴など非常に狭いところを通すことができるのです。
具体的な検査の流れは?
鼻咽喉ファイバースコープを用いて検査をする場合、まずは鼻やのどの奥に麻酔と血管収縮薬のスプレーを噴射します。こうすることで鼻の通りを良くし、痛みを和らげるのです。麻酔が効いて痛みを感じにくくなったら、鼻から細いスコープを挿入し、座った状態で観察を行うことになるでしょう。
スコープの先端についたカメラで鼻やのどの奥を観察することになります。特に電子スコープの場合は画像がリアルタイムで表示されるため、診断に役立つのです。結果を医師が説明して検査は終了します。
なお、鼻咽喉ファイバースコープを用いた内視鏡検査にかかる費用には健康保険が適用されるため、3割負担であれば約1,800円程度です。
まとめ
耳鼻咽喉科で使用する検査機器の一つである鼻咽喉ファイバースコープは、鼻の穴からフレキシブルなファイバースコープを挿入し、鼻の中や喉を検査します。口から挿入する喉頭ファイバースコープよりも体への負担が少なく、鼻の病気や喉の病気を検査し、魚の骨などが刺さっている場合に鉗子を用いて取り除くことも可能です。挿入する際は鼻や喉の奥に麻酔をかけて痛みを和らげ、鼻の通りをよくしてから行います。
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