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『痰に関連する病気について』

2025年7月21日

痰はのどや肺に関わる病気のときに排出されることが多いですが、それ以外の病気でも出てくることがあります。

具体的にどのような病気と痰が関連しているのか解説します。

痰が出てくる原因になる病気は?

痰は、風邪やインフルエンザなどの感染症で出てくることがよくあります。そのため、まずは感染症を疑うことになるでしょう。他にも気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺炎、肺結核、肺がんなど、さまざまな病気の症状として表れることがあります。痰の色や状態によって疑われる病気が異なる場合もありますが、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。

 

痰の原因となる病気の例として、まずは風邪やインフルエンザ、肺炎、気管支炎、副鼻腔炎などの感染症が挙げられます。

また、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性気管支炎などの気管支に生じる炎症が原因になることもあるでしょう。その他の病気として挙げられるのは、肺結核、肺がん、気管支拡張症、誤嚥性肺炎などです。

 

痰の色と状態から病気の種類を分けると、黄色や緑色のものは細菌感染の疑いがあります。

他にも気管支の病気が疑われるでしょう。例えば、急性気管支炎、肺炎、COPD、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎、肺結核、肺非結核性抗酸菌症、肺がんなどです。錆びた色の痰は、肺炎球菌や肺炎球菌性肺炎、肺膿瘍などの可能性が高いため、なるべく早く診察を受けた方が良よいでしょう。白色のものは非細菌性のウイルス、アレルギー性気管支炎、COPDなどの可能性があり、ピンク色や泡状であれば肺水腫など出血に空気が混じる病気の可能性があります。暗赤色のものが出ている場合には、気管支や肺の病気の中でも、重篤な病気の可能性があります。

症状が続く場合の注意点

症状が2週間以上続く場合や、血痰、色の濃いものが出ている場合には、医療機関での受診を検討しましょう。

呼吸困難、胸痛、発熱、食欲不振などの症状を伴う場合にも、早めの受診を推奨します。

症状が長引く場合には、一般的に内科や呼吸器内科、耳鼻咽喉科を受診することになるでしょう。

 

痰が出るのは体の正常な働きであり、異物を排出するためにも必要ですが、症状が長引いたり、他の症状を伴ったりしている場合には、病気が隠れている可能性もあるため、放置するのは禁物です。

まとめ

痰が出る場合は何らかの病気が疑われますが、種類や状態によってある程度何の病気なのか判断することができます。

特に多いのが黄色や緑の痰が出てくるケースです。細菌感染だけではなく気管支に炎症が起こっている可能性があります。白い痰は基本的に心配する必要はありませんが、錆びた色や赤に近いものが出ている場合には、なるべく早く診察を受けたほうがよいでしょう。

 

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