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『喉にからむ痰について』

2025年7月7日

咳をしている人の中には、喉(のど)に異物感があり、声にも影響が出る人もいます。その場合、痰が分泌されているケースも少なくありません。そもそも痰とは何でしょうか?今回は痰がどのようなものなのか解説します。

痰はどのようなもの?

痰とは、気道から出る分泌物のことで、気道に異物などが入ったときに、体外へと排出する働きを担っています。

特に、体内に細菌やウイルスなどが侵入したときは、侵入を防ぐ体の防衛反応として痰が生じ、これらを包み込んで体外へ排出しようとするのです。

 

痰の中には細菌やウイルスと戦った白血球の死骸や空気中に漂っているホコリ、喫煙者であればたばこのヤニなど、さまざまなものが含まれています。ウイルスは乾燥した環境を好むため、気道が水分の少ない状態になると、感染しやすくなります。そうならないために、通常、気道は粘液によって湿った状態になっているのです。粘液は、異物が侵入したときやウイルス、細菌などに感染したときに、奥に進むのを防ぐために量が増え、粘りが増して排出されます。これを痰と呼んでいるのです。

痰が出しにくいときの対処法

気管支は普段から分泌物に覆われています。分泌物が粘りを増したり量が増えたりした場合、基本的に胃に流れていくため、気が付かないことが多いでしょう。ところが、異物などが除去されず気道に絡みついた場合、これを排出しようとして、咳とともに出てくるのです。

 

しかし、高齢者は喉の力が弱く、飲み込む力も低下しているため、本来可能な「咳とともに排出する」ということがうまくできません。肺の力も低下しているため、咳がしにくく、スムーズに出せなくなってしまうのです。高齢者がうまく痰を排出するためには、水分をしっかりとることが重要ですが、少々、工夫が必要です。なぜなら、水やお茶などの飲料は粘り気がなくサラッとしているため、飲んだときにむせるかもしれないからです。それを避けるために、中華スープのように、少しとろみをつけて水分をとるといいでしょう。

 

痰を排出しづらいのは赤ちゃんも同様です。自分で上手に出すことがまだできないため、詰まらせて嘔吐したり、呼吸しづらくなったりすることがあります。大人と比べて免疫力が未発達な赤ちゃんは、しばしば発熱します。発熱時に痰を外に出しやすくするために、いつもより水分を多めに摂らせてあげてください。また、加湿器を利用したり、洗濯物を室内に干したりして加湿することも、痰が出にくいときには必要な対処方法です。

まとめ

気道からの分泌物が増えて粘りが増したものを痰といい、体内に異物が侵入したとき体外へと排出する防衛反応としての働きがあります。痰には、感染予防のために活動した白血球の残骸や空気中のホコリ、喫煙者であれば、たばこのヤニなど、さまざまなものが含まれているのです。高齢者などはうまく外に出せないことがあるため、排出を促すためにも、とろみをつけた水分を多めに摂取するなどの工夫をするとよいでしょう。

 

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