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『鼻詰まりの原因②鼻水が溜まっている』

2025年4月7日

鼻詰まりの原因として、花粉症や風邪、鼻炎などが挙げられます。

これらが鼻づまりを引き起こすとき、同時に大量の鼻水が出てくることがよくあります。

ひっきりなしに鼻水が出てくるため、呼吸しづらく、ティッシュペーパーを手放せない人も多いでしょう。

今回は、鼻水が溜まると鼻詰まりにどうしてなってしまうのか、その原因について解説します。

鼻水とは?

鼻の中から出てくる液体といえば、主に鼻血か鼻水です。

鼻水は病気になっていなくても出てくることがありますが、花粉症や風邪などの疾患になると、通常よりも多く分泌されるため、困る人も多いでしょう。

 

風邪の中でも、特に鼻に症状が出る鼻風邪は急性鼻炎ともいい、水のようにさらさらとした鼻水が出てきます。しかし、数日後には鼻水がねばねばしたものに変わり、鼻の中に溜まりやすくなってしまうのです。溜まった鼻水のせいで炎症が起こると、鼻の粘膜が腫れて鼻詰まりが発生します。

 

鼻水はほとんどが水分で、自覚症状がなくてもわずかに分泌されています。大量に分泌されると邪魔に思いますが、普段は吸い込む空気の加湿に役立っているのです。また、鼻の中に入り込んだウイルスやほこりなどの異物が体内に入るのを防ぐ役割もあります。そのため、異物が入ると通常よりも多く鼻水が分泌されます。粘膜が異物をキャッチして、鼻の外に出されたり飲み込まれたりして排除される、洗浄液としての働きもあるのです。

鼻水が分泌される原因は?

鼻水が分泌される原因として、まずウイルスや細菌が挙げられます。

これらが鼻の中に侵入すると、体は防衛のために鼻水を分泌するのです。分泌されるのは、神経や好中球という白血球の一種の働きによるもので、鼻水を出すことで侵入したウイルスや細菌を洗い流そうとします。

 

また、アレルギーの原因となる花粉やほこり、ダニなどが侵入した場合は、身体が抗体を生み出して異物を排除しようとします。身体が防御のために行う免疫反応ですが、抗体がある状態で再びアレルギーの原因となる物質が侵入すると、免疫が過剰に反応して鼻水が増えてしまうのです。アレルギーの原因に反応する物質が作り出されるため、鼻水以外にもくしゃみや鼻詰まりなどの症状が出てきてしまいます。

まとめ

鼻水は、鼻の中で分泌されるものであり、侵入したウイルスや細菌などを洗い流す洗浄液の役割があります。

急性鼻炎になった場合、最初のうちはほとんど水のような鼻水が分泌されますが、数日経過するとねばついた鼻水が分泌されるようになります。また、アレルギーの原因となる物質が侵入した場合は、免疫の異常反応によって鼻水やくしゃみ、鼻詰まりなどの症状が表れるでしょう。

 

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