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『鼻詰まりの原因①鼻の粘膜の腫れ』

2025年3月31日

花粉症や風邪、鼻炎などで鼻詰まりが起こってしまうことがあります。

しかし、その原因が何かわからない人も多いでしょう。実は、鼻詰まりにはいくつかの原因があります。

その原因の一つが、鼻の粘膜の腫れです。なぜ鼻の粘膜が鼻詰まりの原因になることがあるのか、解説します。

鼻の粘膜の腫れとは?

鼻が詰まって息がしづらくなる場合の原因として、風邪や花粉症、鼻炎などの疾患が挙げられます。

これらの疾患によって鼻詰まりがおこるのはどうしてかといえば、鼻水が詰まるということも原因の1つです。しかし、大きな原因は、鼻の粘膜が腫れることにより、鼻腔と副鼻腔をつなぐ自然口という穴がふさがれてしまうということにあります。

 

花粉やほこり、あるいはウイルスなどが鼻の中に入ると、刺激を受けることで血液の流れが増加します。

鼻の粘膜も血流が増加して腫れてしまうのです。膨らんだ粘膜によって鼻の中が狭くなると、空気が通りにくくなってしまいます。その結果、鼻詰まりが起こるのです。また、点鼻薬を使用している人の中には、常用することで粘膜が腫れてしまうというケースもあります。

時間による違い

鼻詰まりは1日中どの時間でも同じように起こると思われがちです。

しかし、起こりやすさは時間帯によって異なり、昼間よりも夜間の方が起こりやすい傾向があります。

 

血流と自律神経には密接な関係があり、日中は交感神経が、夜間は副交感神経が優位になります。

交感神経の働きで血管が収縮すると血液の流れが緩やかになるため、鼻の粘膜が腫れにくくなるのです。しかし、副交感神経は血管を拡張するため、流れる血液の量が増えてしまうと粘膜が腫れて、鼻詰まりが起こりやすくなってしまいます。

 

また、気温によっても違いがあり、気温が低いと冷気による刺激を受けるため、鼻水が分泌されやすくなるのです。夜間は昼間よりも気温が下がります。気温が低いと鼻水が分泌されやすくなるため、粘膜ではなく鼻水によって鼻詰まりが起こる可能性が高くなります。

まとめ

鼻詰まりの原因の1つに鼻の粘膜の腫れがあります。

花粉やほこりなどのアレルギーの原因やウイルスが鼻の粘膜に付着すると、血流が増加し、鼻の粘膜が腫れてしまいます。その結果、空気が通りにくくなり、鼻が詰まってしまうのです。

また、日中は血管が収縮しやすいため、血流を妨げることが多いのですが、夜間は血管が拡張されるために血流が増え、鼻の粘膜が腫れやすくなります。夜に鼻詰まりになりやすかったり、悪化しやすかったりするのは、このことが理由です。

 

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