『喫煙のリスク①タバコには有害物質が含まれています』
2025年3月3日
喫煙には多くのリスクがあるということは広く知られています。
しかし、具体的にどのようなリスクがあるのかは知らない人も多いでしょう。
特にタバコに有害物質が含まれているというリスクがありますが、具体的にはどのような害があるのでしょうか?
本記事では、タバコに含まれる有害物質について解説します。
タバコに含まれている有害物質とは?
タバコは、タバコという植物の葉を乾燥させて作られた嗜好品です。
火をつけて生じた煙を吸い込みますが、この煙に有害物質が含まれています。
自然のものからできているのに、有害物質が含まれていることを不思議に思うひともいるかもしれません。
実は、タバコの煙に含まれる化学物質は約5,300種類もあります。うち、発ガン性物質は70種類以上も含まれています。代表的な有害物質として挙げられるのは、ニコチンやタールです。
この2つ以外にも、他にも多くの有害物質があります。
毒物として知られるヒ素や大気汚染に関わるダイオキシン、他にもアンモニア、カドミウム、過酸化水素などがタバコの煙には含まれているのです。
主にどのような害がある?
タバコの煙にはどのような働きがあるのか、特に広く知られている3つの物質について解説します。
ニコチンはタバコの依存性に関わる物質です。喫煙者の中にはニコチン中毒になっている人もいます。
ニコチンの持つ働きの1つが血管の収縮です。血圧の上昇や脈拍の増加などを引き起こす原因となり、心臓にも大きな負担をかけてしまいます。
タールはタバコの煙に含まれる粒子状の成分の総称です。例えば、黄ばみなどの原因になるヤニもタールの一種です。タールに含まれる成分は特に有害で、ガンの発生を促進する成分やガンの発生を助ける補助物質も含まれています。
一酸化炭素はストーブの不完全燃焼や燃焼時にも発生することがある気体ですが、タバコの煙にも含まれているのです。血管を傷つけることで動脈硬化を促進する働きがあり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの発症リスクも高めることになります。
血液中のヘモグロビンと結合すると体が酸欠になってしまい、作業の能率や持久力などが低下する可能性があります。
まとめ
喫煙にはさまざまなリスクがあり、何気なく吐き出したりくゆらせたりしている煙の中には、多くの有害物質があるというのもリスクの1つになります。
タバコの煙には、ニコチンやタールなどの成分が含まれていますが、他にも多くの化学物質が含まれています。
その中には、ガンの原因となる物質も多数含まれているのです。
タバコを吸うのであればリスクについても十分に理解したうえで喫煙を続けるかどうかを決める必要があります。
当院では禁煙外来も行っておりますので、禁煙について悩んでいる方は是非一度受診してみてください!
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