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『喉仏の周辺が痛い時に疑いのある病気③咽頭炎』

2025年2月24日

喉に痛みがあるとき、喉仏のあたりが痛むこともありますが、喉仏に直接痛みが生じることはありません。

喉仏の痛みというのは周囲で起きている痛みです。その原因が咽頭炎ということもあります。

喉仏が痛いときに疑われる咽頭炎とはどのような病気なのか、解説します。

咽頭炎とは?

咽頭炎とは、のどの粘膜やリンパ組織に起こる炎症のことで急性咽頭炎とも呼ばれます。

 

原因となるのは、アデノウイルスやインフルエンザウイルス、コクサッキーウイルスなどの風邪の原因となるウイルスです。最初にウイルス感染が起こって、徐々に細菌感染が起きてしまうケースもあります。

 

近年では、黄砂やPM2.5などが咽頭炎を起こす原因になることもあるため、外出時は注意が必要です。

急性咽頭炎になると喉に痛みが生じますが、人によっては痛みというよりも、ひりひりしたり、違和感を覚えたりすることもあります。

 

また何かを嚥下するときに痛みを感じたり、痰や咳などが出ることもあります。時には発熱を伴うこともあります。喉の痛みが耳まで伝わってしまい、中耳炎になっているわけではないのに耳が痛いと感じてしまうケースもあります。

咽頭炎にはどのような治療が必要?

咽頭炎の治療として最も重要なのが、うがいをして咽頭に付着している細菌やウイルスを洗い流してしまうことといわれています。

 

風邪のウイルスが原因で咽頭炎となっている場合、風邪の特効薬というものは存在しないため、喉の炎症を抑える薬を処方されます。細菌感染が起こっている場合には、炎症を抑えるだけでは不十分なため、抗生剤も処方されることもあります。

 

喉の痛みには、トランサミンやロキソニン、カロナールなどの薬が効果的です。ロキソニンやカロナールなどは発熱にも効果があります。症状によって薬を使い分けますが、症状を和らげることを目的としているため、すぐに完治するわけではありません。

まとめ

喉仏の周辺が痛い場合に疑われる病気の1つが、咽頭炎です。

咽頭炎は、風邪のウイルスが喉に感染して引き起こす病気で、喉に痛みが生じます。

黄砂やPM2.5などが原因になることもあり、かかった場合には常に喉に痛みを感じたり、人によっては痛みというよりも違和感を覚えたりすることもあるでしょう。

 

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