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『風邪とインフルエンザの原因の違いについて解説します』

2024年11月8日

頭痛、寒気、発熱などの症状が出たときは、まず風邪を疑うという人がほとんどではないでしょうか?

しかし、似たような症状が起こる病気としてインフルエンザもあるため、注意が必要です。

風邪とインフルエンザは、それぞれどのような原因で起こる病気なのでしょうか?

風邪とインフルエンザの、原因の違いについて解説します。

風邪の原因は?

風邪は、季節を問わず発症することがある病気であり、周囲の人にも感染する感染症です。

風邪は何が原因でかかってしまうのでしょうか?

 

実は、風邪の原因は1つではなく、複数あります。

原因の90%はウイルスといわれていますが、特定のウイルスではありません。

 

中心となっているのはライノウイルスとアデノウイルスですが、他にもさまざまなウイルスが原因となっています。10%ほどを占めるウイルス以外の原因に挙げられるのは、一般細菌や肺炎マイコプラズマなどの特殊な細菌ですが、症状としてはライノウイルスなどと大きな違いはありません。

 

風邪の原因となるウイルスや細菌は多岐に渡り、効果のある薬品なども異なります。

ゆえに、風邪に関しては特効薬が存在していないのです。

インフルエンザの原因は?

インフルエンザは風邪と似たような症状が起こります。

ただし、風邪よりも重症化しやすく、特に熱が高くなってしまいます。

 

インフルエンザの原因となるのはインフルエンザウイルスです。

インフルエンザウイルスは、A、B、C型の3種類に大きく分けられます。

基本的に大きな流行となるのはA型ですが、人間だけではなく動物にも感染して変異するため、144種類の亜型があるといわれています。

 

亜型も少しずつ変異していきますが、時折大きく変異してしまい、今までのウイルスとは大きく異なるウイルスが大流行することもあるでしょう。

インフルエンザにはワクチンがあるため、事前に接種しておくことで感染を予防できます。

ただし、大きく変異したウイルスには効果がありません。

 

なお、インフルエンザは人間だけではなく、鳥や豚にも感染することがあり、なかでも鳥インフルエンザは、養鶏に大きな被害をもたらすことで知られています。

まとめ

発熱や咳、鼻水、頭痛などの症状が起こる病気として、風邪とインフルエンザがありますが、似たような症状であっても原因は異なります。

風邪は90%の原因がウイルス、10%が細菌といわれていて、多くの種類があるため特効薬や予防薬などは存在しません。インフルエンザの原因はインフルエンザウイルスで、大きく分けて3種類あるうちのA型が主に広がりやすい傾向があり、亜型も多いのが特徴です。

 

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