『なぜ秋の風邪で喘息が悪化しやすいのか??』
2024年10月24日
猛暑が終わり爽やかな秋風が吹く季節になった途端、体調不良になり風邪を引く人が増えます。
喘息の人にとって、この季節に風邪を引くと喘息が悪化しやすいため注意しなければなりません。
秋に風邪を引くと喘息が悪化しやすいのはなぜでしょうか?
喘息が悪化しやすい理由と対策について解説します。
秋に風邪を引くと喘息が悪化しやすい理由
喘息の人が風邪を引くと、喘息症状が悪化することがあります。
特に秋は気道に悪影響を及ぼす原因が他の季節より多く、喘息が悪化しやすいため注意しなければなりません。
秋は、1日の寒暖差が激しい季節です。
寒暖差が激しいと自律神経のバランスが乱れ、ドライマウスになって風邪の原因菌が侵入しやすくなります。
秋に風邪を引いた場合、高熱が出るケースは少ないでしょう。
しかし、夏と比べて空気が乾燥し、喉の粘膜を刺激するため、咳やのどの痛みなどの症状が長引くことが多い傾向にあります。
風邪の症状が出ていても、熱がなければ外出する人も多いでしょう。
しかし、外出には注意が必要です。
なぜなら、秋になるとブタクサやヨモギなどが花を咲かせるからです。
ブタクサは、スギの花粉よりもサイズが小さく気道まで侵入するため、喘息を悪化させてしまいます。
秋はただでさえ風邪を引きやすい季節ですが、喘息のある人が秋に風邪を引いた場合には、寒暖差によるドライマウスや空気の乾燥、ブタクサやヨモギなどの花粉が原因で気道に悪影響を及ぼし、悪化しやすくなってしまうのです。
秋の風邪を予防するためには
喘息の人が秋の風邪を予防するためには、次のような対策をとりましょう。
l 外から帰ったら手洗いやうがいをする
l 外出時や就寝時にマスクをつける
l こまめに水分補給をする
l 暖かい服装を心がける
l 十分な睡眠をとる
l バランスの良い食事をとる
l ストレスをためない
秋は空気が乾燥しているため、風邪を予防するべく加湿器を使用し、室内の湿度を50%前後に保つようにしましょう。この時、カビが生えている加湿器を使用すると逆に喘息が悪化してしまいます。加湿器の内部をしっかりと掃除して、清潔にしてください。
予防につとめても、風邪を引くこともあるでしょう。
その場合には、市販の風邪薬を服用せず速やかに病院を受診しましょう。
まとめ
秋になると、気温や湿度が下がることから、過ごしやすくなります。
しかし、この時期に喘息の人が風邪を引くと、悪化しやすいため注意が必要です。
秋は1日の寒暖差が激しく自律神経のバランスが乱れやすい、空気が乾燥しているという2つの要因で風邪を引きやすいのですが、喘息を悪化させる要因でもあります。
風邪予防を目的に加湿器を使用する人もいますが、カビが生えた加湿器を使用すると、かえって喘息が悪化してしまうため注意しましょう。
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