『ハウスダストアレルギーの原因について』
2024年8月26日
ハウスダストとは、家の中のチリやホコリの中でも特に1mm以下の、目に見えにくいサイズのものをいいます。
ハウスダストは、吸い込むとさまざまなアレルギー反応を引き起こしますが、アレルギー反応が起きるのはなぜでしょうか?ハウスダストでアレルギー反応が起きる理由と症状、疾患について、解説します。
ハウスダストとは?
ハウスダストとは、前述したように1mm以下の目に見えにくいサイズのチリやホコリのことです。
チリやホコリの中に含まれている物質は、以下の通りです。
ダニの死骸やフン
花粉
カビ
細菌
人間の毛髪や皮膚片
煙草の煙
ペットの毛 など
ハウスダストが体内に侵入すると、異物を体の外に追い出そうとする免疫反応が起こります。
免疫反応が過剰に働いてしまうために、アレルギー疾患を引き起こしてしまうのです。
ハウスダストによって引き起こされるアレルギー症状は、以下の通りです。
くしゃみ
鼻水や鼻づまり
目のかゆみや痛み、充血
皮膚のかゆみや湿疹
せきや呼吸困難
この中でも、くしゃみや鼻水や鼻づまり、せき、呼吸困難の症状がある場合には、アレルギー症状の可能性があるため、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
ハウスダストが引き起こすアレルギー疾患
ハウスダストが引き起こすアレルギー疾患のうち耳鼻咽喉科が扱う疾患はアレルギー性鼻炎と気管支喘息です。
アレルギー性鼻炎はくしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状のため、風邪による症状と区別がつかないこともあります。気管支喘息はアレルギーを引き起こすハウスダストを吸い込むと気管支の内側が腫れる疾患であるため、息苦しさを感じます。他にもせきや痰が出たり、呼吸をするときに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」のような喘鳴音がしたりする疾患です。
ハウスダストはどこの家にも常に存在しています。ハウスダストが原因で引き起こされるアレルギーは、季節に関係なく1年を通してアレルギー症状がみられる、通年性のアレルギーです。前述したように、ハウスダストにはさまざまな物質が含まれています。アレルギー疾患がどの物質が原因で引き起こしているのか明らかにするためには、耳鼻咽喉科を受診し血液検査などを受けましょう。
まとめ
ハウスダストとは、1mm以下の目に見えにくいサイズのチリやホコリのことでさまざまな物質が含まれています。
ハウスダストが体内に侵入すると、体外に排出しようと免疫反応が過剰に働いてしまうためさまざまなアレルギーを引き起こしてしまうのです。
気になる症状がなかなか治らず続くようであれば、アレルギー疾患の可能性があるため、一度耳鼻咽喉科を受診しましょう。
Instagaramも更新しておりますので、登録よろしくお願いします。