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『子どもが鼻血を出す原因と鼻血が出る回数を減らす方法』

2024年7月19日

子どもは突然鼻血を出すことが珍しくありませんが、驚いたり心配したりする保護者も多いでしょう。

なぜ、子どもはよく鼻血を出すのでしょうか?

また、鼻血が出る回数を減らすためにはどうしたらいいでしょうか?

子どもが鼻血を出す原因と鼻血を減らす方法について、解説します。

子どもがよく鼻血を出す原因

子どもが鼻血を出す原因の多くは、鼻に指を入れてほじることにあります。

鼻をほじり、鼻の入り口付近から1cm程度にあり、細い血管が集中している「キーゼルバッハ部位」を傷つけてしまうことで鼻血が出るのです。子どもは大人に比べて鼻の粘膜が弱いため、わずかな刺激でも傷つけてしまいます。その結果、鼻血が出てしまうのです。鼻をほじる癖は鼻血の原因になるうえに、不潔な印象を持たれてしまいます。そのため、子どもが鼻をほじろうとするたびに、やめさせようとする保護者も多いでしょう。子供が鼻をほじるのはなぜでしょうか?

 

最も多い原因は、鼻の違和感です。鼻の中に違和感を覚えたことから、指を入れて鼻くそを取ってスッキリしようとします。これが癖になってしまい、違和感の有無に関わらず無意識にほじってしまうケースもあります。ただし、鼻の中の違和感がかゆみである場合には、下記の疾患が原因の可能性があります。

 

  • アレルギー性鼻炎
  • 副鼻腔炎
  • 鼻風邪
  • 花粉症 など

 

子どもがなぜ鼻をほじるのか、原因を見極めて必要があれば耳鼻咽喉科を受診することも考えてみましょう。

鼻血が出る回数を減らすには?

前述したとおり、子どもの鼻血の原因の多くが鼻をほじることにあります。鼻をほじる癖をやめさせれば、鼻血が出る回数は減るでしょう。保護者は子どもが鼻をほじっているのを見かけたら、指をそっと鼻から外してください。鼻くそがつまっているようであれば、お風呂上りに綿棒などで掃除をするのもいいでしょう。

 

言葉が伝わる年齢であれば、「鼻にばい菌が入る」「鼻血が出る」など、なぜ鼻をほじってはいけないのか理由を優しく子どもに伝えてください。鼻をほじるのではなく、かむことを教えるのもおすすめです。

 

なかには、鼻に違和感があることが理由ではなく、ストレスを発散させるために鼻をほじっているケースもあります。子どもとのコミュニケーションを増やしてストレスの原因を探り、取り除いてあげましょう。また、他のストレスを発散できる方法を見つけるようにしてください。

まとめ

子どもが鼻血を出す原因の多くは、鼻に指を入れてほじることです。ほとんどの子供が無意識に鼻をほじっているため、やめるように優しく声をかけたり鼻から指をそっと取ったり、鼻をほじる癖をやめさせるようにすると、鼻血が出る回数が減る可能性があります。ただし、疾患が原因で鼻をほじっていることもあるので、なぜ鼻をほじるのか保護者が子どもをよく観察して見極める必要があります。必要があれば、耳鼻咽喉科を受診してください。

 

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