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『中耳炎になるとどのような症状が出るのか』

2024年6月7日

中耳炎は、小さな子供がかかりやすい病気ですが、大人がかかることもあるため、注意が必要です。

中耳炎の代表的な症状として、耳の痛みや発熱などの症状が挙げられますが、中にはこれらの症状が出ないものもあります。今回は中耳炎の主な症状について解説します。

中耳炎の主な症状

中耳炎になった場合の主な症状として挙げられるのが、耳のトラブルです。

まず、気を付けたいのが、耳に起こる痛みです。耳かきなどで外耳を傷つけた時の痛みとは違い、鼓膜の奥の中耳から痛みが生じます。また、耳から何か水のようなものが垂れてくる耳漏(耳だれ)という症状もあります。急性中耳炎では、鼓膜が破れ、耳から膿がたれてくることがありますが、滲出性中耳炎は急性中耳炎とは違い、痛みや発熱はありません。

 

音が聞こえにくくなるのも、中耳炎の症状です。滲出性中耳炎になると、音が聞こえにくくなります。中耳に膿が溜まってしまう急性中耳炎では、鼓膜が膿に圧迫されることで外側に押し出され、耳が聞こえにくくなるケースもあります。音が聞こえにくいからと、耳をいじらないようにしてください。特に子供の場合、我慢できずに耳をいじってしまうケースがよくみられます。耳をいじることで症状が悪化することがあります。大人は急性中耳炎になることはあまり多くありませんが、耳鳴りや難聴を伴う耳の痛みを自覚する場合は中耳炎だけでなく、内耳の炎症をおこしていることもあるため注意が必要です。

 

さらに、中耳炎になった場合、発熱するケースがあります。特に、急性中耳炎で発熱がみられ、子供の場合は38~40℃の熱が出ることもよくあります。熱が出た時は、風邪などの病気と中耳炎などの病気のどちらなのか判断しなければなりません。発熱の他に、耳の痛みや音が聞こえにくい、耳だれがあるといった場合には、中耳炎の可能性があるため耳鼻科に行きましょう。

中耳炎が悪化した場合の症状

中耳炎は、治療が遅れると悪化する可能性があるため、早期に完治させることが大切です。

中耳炎が悪化すると、どのような症状が起こるのでしょうか?

 

中耳炎になった時に、音が聞こえにくいといった難聴の症状があるのは前述したとおりです。中耳炎の治療が遅れて重症化すると、完治しても難聴が残ることがあります。耳にダメージが残るため、今までのように聞こえなくなってしまう恐れがあります。

 

また、中耳に慢性的な炎症が続くことで発症する真珠腫性中耳炎の場合、放置していると内耳にある耳小骨が溶け、重度の難聴やめまいなどの症状がおこったり、長く放置していると顔面神経麻痺が起こることもあるため、注意しましょう。

まとめ

中耳炎になると、耳に痛みを感じるほか、音が聞こえにくい、発熱、耳だれなどの症状が出ます。

症状が出たらなるべく早く完治させることが重要です。

しかし、仕事が忙しい等の理由で治療が遅れるケースもあります。放置すると重症化する恐れがあり、難聴が残ったり、顔面神経麻痺などの症状が出たりする可能性があるため、早い段階で治療を受けるようにしましょう。

 

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