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『自律神経失調症とはどのような病気なのか』

2024年5月10日

自律神経失調症は、現代において多くの人がかかる病気の一つです。そのため、「自律神経失調症」という名称を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか?自律神経失調症とは、自律神経と呼ばれる交感神経、副交感神経に関わる病気です。

自律神経失調症とは?

自律神経失調症は、自律神経が正常に働かなくなる病気です。自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つの神経のことを指しますが、正常に働いていない状態とは、どのような状態なのでしょうか?

 

交感神経は、主に目覚めている時に優位に働く神経であり、活発に動いているときに働きます。交感神経が優位にある場合は、体には力が入りやすい状態になっています。一方、副交感神経はリラックス神経とも呼ばれ、睡眠中やリラックスしているときに優位になる神経です。副交感神経が優位に働いているときは、脱力しやすい状態といえるでしょう。

 

正常な日常生活を送るうえで2つの神経のバランスは重要です。もしも、日中に交感神経の働きが鈍くなると、活動的に動くのが難しくなるでしょう。一方、夜に副交感神経の働きが弱くなると、神経が高ぶってしまい、なかなか寝付けなくなります。

自律神経失調症の原因は?

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスの乱れによって起こる病気です。

では、自律神経が乱れるのはなぜでしょうか?

 

自律神経が乱れる原因として、過度なストレスや食生活の乱れ、生活習慣の乱れなどが挙げられます。交感神経と副交感神経は、活発に動く際は交感神経が優位になり、リラックスしている時は副交感神経が優位になるよう切り替わりますが、ストレスや食生活、生活習慣の乱れによって、切り替えがうまくいかなくなることがあります。自律神経の切り替えがうまくいかなくなると、睡眠時に熟睡できません。寝つきが悪くなるなど睡眠不足に陥りやすく、日中も疲労感や倦怠感などが生じてしまいます。

 

自律神経の切り替えがうまくいかないことで生じるのは、睡眠不足だけではありません。

たとえば、めまいや耳鳴りが起こるケースもあります。めまいや耳鳴りは他の病気でも起こる症状なので、まずは耳鼻科を受診して診察を受け、何の病気なのかを明確にする必要があります。

「放っておいてもいずれ治るだろう」と甘く見るのは禁物です。次第に悪化する可能性もあるため、医療機関で早期に診察を受けて治療しましょう。

まとめ

自律神経失調症とは、自律神経である交感神経と副交感神経の働きのバランスが崩れた状態のことをいいます。交感神経は活発に動く時に優位となり、副交感神経はリラックスする時に優位となる神経です。バランスが崩れると、日中に交感神経の働きが弱くなったり、就寝時に副交感神経の働きが弱くなったりします。睡眠不足で体調不良になるだけでなく、めまいや耳鳴りが起こるケースもあります。

もしもめまいや耳鳴りが生じた場合には、まずは耳鼻科を受診しましょう。

 

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