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『慢性鼻炎とは?』

2023年6月5日

鼻詰まりやくしゃみ、鼻水などが常に起こっている人は、もしかしたら慢性鼻炎かもしれません。

慢性鼻炎がどのようなものか知らない人もいるでしょう。

慢性鼻炎になったまま放置していると、鼻以外にも症状が出てくる可能性もあります。

慢性鼻炎がどのような病気なのか、解説します。

慢性鼻炎とは?

鼻炎とは、鼻詰まりや鼻水などの症状がでることをいいます。

例えば、鼻風邪などのように鼻炎の症状が続く期間が短い場合は急性鼻炎といいますが、季節を問わず常に鼻詰まりや鼻水が出る場合は慢性鼻炎といいます。

 

慢性鼻炎の原因はいくつかありますが、特に多いのがアレルギー性鼻炎です。

アレルギー性鼻炎は、花粉症なども含めた鼻炎で、特定物質が鼻の粘膜に付着することで引き起こされます。

 

特に注意が必要なのが、ホコリやダニの死骸などのハウスダストによるアレルギーで、症状を抑えるためには室内を隅々まで掃除しなくてはいけません。花粉が原因の場合は、季節によって飛んでいる花粉が異なるため、慢性鼻炎にはならないでしょう。

 

朝晩と日中の気温差が大きくなると、検査でアレルギーはないにもかかわらず鼻水が止まらなくなったり、鼻がつまってしまうことがあります。血管運動性鼻炎といって自律神経の乱れで生じると考えられていますが、寒暖差アレルギーとして知られています。

他にも、加齢による老人性鼻炎や、女性ホルモンが原因の妊娠性鼻炎、熱いものを食べた時に鼻水が出る味覚性鼻炎、冷たい空気で鼻水が出る冷気吸入性鼻炎などがあります。

乾燥や薬剤を原因とした鼻炎もあるので、注意しましょう。

症状と対処方法

慢性鼻炎は、常に鼻がつまっていて時々鼻水が出る、というのが主な症状です。

鼻がつまっていると呼吸がしづらいため、頭が重くなり、臭いも分かりにくくなります。

また、鼻水が喉へと落ちてくることもあるでしょう。

 

慢性鼻炎かどうかの診断は、別の病気の可能性を排除するために極細のファイバーという鼻内視鏡で観察して、がんやポリープの可能性を除外します。また、レントゲンを撮影によって、慢性副鼻腔炎の可能性も除外します。

 

治療においては、原因が明らかな場合には原因を取り除きます。

内服薬や点鼻薬を使用して、鼻水や鼻詰まりなどの症状を抑え、必要に応じてネブライザー治療を行います。

まとめ

常に鼻がつまった状態になる慢性鼻炎は、アレルギー性鼻炎によるもの以外にも、加齢や女性ホルモンの乱れ、熱いものや冷たい空気が原因となるものなどがあります。

鼻がつまっていると口呼吸が増えるため、喉が乾燥して痛みが生じ、咳が出ることもあります。

慢性鼻炎の可能性がある場合は、一度、耳鼻咽喉科で診察を受けて他の病気ではないかを確認してから、治療を受けてください。

 

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