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『アレルギー性鼻炎とは?』

2023年5月27日

鼻がいつも詰まっている、しょっちゅう鼻をかんでいるという人は、アレルギー性鼻炎の可能性があります。

アレルギー性鼻炎というのは、どのような病気なのでしょうか?

また、何が原因となって起こるのでしょうか?

アレルギー性鼻炎とは一体何か、解説します。

アレルギー性鼻炎とは?

アレルギーというのは、特定の物質に対して免疫反応が起こることをいいます。

食べ物に対するアレルギーや金属アレルギーなどがありますが、アレルギー性鼻炎は他のアレルギーとは少し異なり、鼻粘膜に侵入した物質に対して免疫反応が起こります。

 

アレルギー性鼻炎には通年性のものと季節性のものがあります。

季節性というのは一般的に花粉症といわれる、特定の花粉に対する免疫反応により起こるものです。

一方、通年性というのは、主にハウスダストやダニなどに対して免疫反応が起こるものです。

 

季節性のアレルギー性鼻炎の原因は人によって異なり、スギやヒノキ、ブタクサなどが主因となります。

人によっては、複数の花粉が原因になることもあります。

 

アレルギー性鼻炎かどうかを調べるには、問診と診察をして、症状が出やすい時期があるか、鼻粘膜がどのくらい腫れているかを確認します。アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を特定するために血液検査を行うことが重要です。

一度の採血で39種類のアレルゲンを調べることができる便利な検査や採血が苦手な方やお子さんには指先からの採血により20分で結果がわかる検査もあります。

アレルギー性鼻炎の症状と対処方法

アレルギー性鼻炎が発症したときは、風邪の可能性も疑われます。

風邪とアレルギー性鼻炎との大きな違いは、鼻水です。

風邪の場合は、ウイルスによって倒された白血球が鼻水に交じって黄色っぽく粘性の高い鼻水になりますが、アレルギー性鼻炎の場合は透明で粘り気がない鼻水が出てきます。

 

鼻が詰まるのは、鼻の粘膜が腫れていることが原因です。

頻繁に鼻をかむと、鼻の粘膜が傷ついて出血することもあります。

鼻が詰まると呼吸もしづらく、集中力が失われて生活に支障が出ることもあるでしょう。

 

アレルギー性鼻炎の主な対処方法は、原因となる物質を遠ざけることです。

花粉症の場合は、花粉が飛ぶ時期は外に出ないようにしましょう。

ハウスダストが原因の場合は、隅々まで掃除をして環境を整えることが大切です。

 

また、飲み薬や鼻の中に噴霧して直接薬剤を当てる薬などがあるので、症状がひどい場合には薬で対処することも考えましょう。

ただし、副作用で眠気が出てしまうものもあるので、運転前などは薬の種類に気をつけてください。

まとめ

アレルギー性鼻炎には通年性と季節性のものがあり、通年性であれば主にハウスダスト、季節性であれば季節ごとの花粉が原因となっています。花粉症も、アレルギー性鼻炎の一種です。

アレルギー性鼻炎と風邪との大きな違いは鼻水の質にあるので、粘り気がある鼻水が出たら風邪の可能性が高く、透明な鼻水ならアレルギー性鼻炎の可能性が高いでしょう。必要に応じて、薬を服用して症状を緩和しましょう。




 

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