ヒノキ花粉症の特徴
2023年5月6日
ヒノキ花粉症はスギ花粉と一緒に発症している人も多く、近くに木が無くても症状が出てしまうことがあります。
ヒノキ花粉症は他の花粉症と比べてどのような特徴があるのでしょうか?
ヒノキ花粉症について解説します。
ヒノキ花粉症の特徴
ヒノキは日本で古くから使われている木材で、神社仏閣などにも使われることが多く、浴槽などの材料にも用いられています。
東北北部から九州にかけて分布しており、日本ではスギに次いで多く植林されている常緑針葉樹です。
ヒノキ花粉症の特徴として、スギ花粉症と一緒に発症することが多いという点が挙げられます。
スギ花粉症を発症している人の7割が、ヒノキ花粉症だと言われているのです。
ヒノキはスギよりも遅い時期に花粉が飛散し、5月まで続きます。
長崎ではスギ花粉は3月半ばに飛散状況が落ち着くのですが、ゴールデンウィーク頃まで花粉症が続いている場合は、スギ花粉症だけではなくヒノキにもアレルギー反応を示している可能性が高いでしょう。
またヒノキの花粉はスギと同じく風によって飛散する風媒花ですが、スギよりも小さいため、より遠くまで飛ばされていきます。
そのため、都会で近くにヒノキが無くても、ヒノキ花粉症が発症することがあるのです。
ヒノキ花粉症の症状
ヒノキ花粉症はくしゃみや鼻水などの症状が主に起こり、目のかゆみなども起こります。
スギ花粉症と同様の症状なので、原因がスギからヒノキへと移行し、同じ症状が続くことが多いのです。
目の充血や涙、かゆみのように、アレルギー性結膜炎の症状もあります。
頭痛や皮膚のかゆみ、喉の痛み、集中力の低下や不眠、だるさなども症状として挙げられます。
特にスギ花粉症と合併して起こった場合には、重症になりやすいのです。
ヒノキ花粉の対策として、まずは眼鏡を使用してマスクを装着することが挙げられます。
つばの広い帽子をかぶり、衣類に花粉がつきにくいようツルツルした素材の服を選びましょう。
外出から帰宅したときは、家の中に花粉を持ち込まないよう外で払ってから家に入ってください。
また、帰宅した後は洗顔とうがいをし、付着した花粉を洗い流しましょう。
まとめ
ヒノキ花粉はスギ花粉より広範囲に飛散するため、ヒノキ花粉症は近くにヒノキが無くてもかかることがあります。
スギ花粉症患者の多くがヒノキ花粉症にもなるため、スギ花粉の季節が過ぎても花粉症の症状が収まらない場合には、ヒノキ花粉症を疑いましょう。
花粉症対策として外出から帰宅した際は服についた花粉を払い落とし、洗顔やうがいをして付着した花粉を洗い流してください。
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